介護申請から1ヶ月半、ようやくサニーちゃんの介護認定の結果が出ました。ドキドキしながら待っていた連絡は、地域包括支援センターの助川さんからでした。
「サニーちゃん(※注:私の母のことです)、『介護1』の認定をいただいたんですね。実は、要支援であれば私が引き続き担当させていただけるのですが、介護認定となりますと地域包括では担当できなくなるんです」
そうなのかっ…!
正直なところ、介護保険の制度も、これから何がどう進んでいくのかも、全く分かっていなかった私。「そうなんですね…ずっと、助川さんにお願いしたかったんですが‥。では、どうしたら…?なんだか迷子になってしまいそうです」と思わず本音を漏らすと、助川さんはとても心強い言葉をかけてくださった。
「もしよろしければ、ワタシの方でケアプランを作成してくださる事業所さんをお探ししましょうか?」
ああ、なんてありがたいお言葉…!
右も左もわからない不安の中で、その一言は本当に救いの手のように感じた。「ぜひお願いします」と伝えると、早速、とある事業所を紹介してくださることに。次はそちらのケアマネージャーさんから連絡が来る予定だと教えていただき、少しホッとした。早速そこの事業所の電話番号をスマホに登録する。
そして、その電話は、仕事のミーティング中に来た。私のスマートフォンの画面に「〇〇」という文字が表示されたのだ!時刻は午後6時半。
「うわ!こんな時間にお電話をくださるなんて…なんだか申し訳ないな」
慌ててミーティングを少し抜け、電話に出ると、とても話しやすそうで、かつしっかりとした印象の女性の声が聞こえてきた。
「わたくし、ケアプラン〇〇の玉川(仮名)と申します。サニーちゃんの件で助川さんからご紹介いただきました」
玉川さんと名乗られたケアマネージャーさんは、早速「一度ご自宅にご挨拶と状況の確認に伺いたいのですが、ご都合の良い日はございますか?」と尋ねてくれた。
咄嗟のことだったので、「明日でしたら、私は大丈夫です!」と答えると、なんと玉川さんも「ワタシも明日は大丈夫ですよ」とのお返事。
まさかこんなに急に話が進むとは思っていなかったので少し驚いたが、テキパキとした玉川さんの対応に、なんだか安心感も覚えた。
そして、あれよあれよという間に、翌日の午前10時半にお会いする約束が決まったのだった!
(ミーティング中だけど、これは急いでオネちゃん(※姉)にLINEしなくちゃ!)
(そして、帰ったらサニーちゃんにもちゃんと伝えないと!)
頭の中は少しパニックになりながらも、介護に向けた具体的な一歩が、こんなにもスピーディーに動き出したことに、どこかホッとしている自分であった。
介護認定後の第一歩:不安と感謝の中で
介護認定の結果が出てから、ケアマネージャーさんと繋がるまで。本当にあっという間の出来事でした。
- 何から始めればいいの?という不安: 介護保険の制度は複雑で、認定が出ても次に何をすべきか分からず途方に暮れてしまうこともありますよね。今回、地域包括支援センターの助川さんがスムーズに次のステップへ繋いでくださったことに、心から感謝しています。
- 「誰に相談できるか」が分かる安心感: ケアマネージャーの玉川さんとお話しできたことで、「これからはこの方に相談できるんだ」という安心感が生まれました。特に初めての介護では、頼れる専門家がいることは本当に心強いです。
- 展開の速さに戸惑いも: もちろん、物事がトントン拍子に進むことに少し戸惑う気持ちもありました。でも、それはきっと「いよいよ始まるんだ」という良い意味での緊張感だったのかもしれません。
介護の始まりは、誰にとっても不安や疑問でいっぱいだと思います。でも、こうして一つ一つのご縁やサポートに助けられながら、少しずつ道が開けていくのかもしれないな、と感じた出来事でした。
次は、いよいよ玉川さんの初訪問です。どんなお話ができるのか、少しドキドキしつつも、前向きに進んでいきます。
この体験が、介護を目の前にした方のお役に立てたなら幸いです。
お読みくださりありがとうございました。
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