【続】サニーちゃん、突然のSOS

日々のこと

前回のお話し
早朝、膝の激痛を訴えるサニーちゃんからの電話で目覚めた。臨時休診の整形外科に代わる病院を探し出発。混雑した待合室で私は黙って膝をさすり続け、サニーちゃんは安心してウトウト眠り始めた。

診断名「半月板損傷」

2時間以上が過ぎ、ようやく順番がまわってきた。
レントゲン撮影の結果、骨折はなかったが「半月板損傷」と診断された。

本来通っている整形外科が休診のため来院したことを伝えると、医師は丁寧にヒアルロン酸の注射をしてくださった。

診察が終わる頃には、サニーちゃんの表情に少し明るさが戻っていた。
その明るさとともに、いつもの頑固な一面も少しずつ戻り
私の疲れもあらわれ始めた。

強さは、元気のしるし

診察を終え、帰宅の途についた。
サニーちゃんは完全には回復していなかったが、痛みから解放された安心感が表情ににじんでいた。

あの早朝の電話には、痛みだけでなく、「助けてほしい」という静かなSOSが含まれていたのだろう。
それを見逃さずに行動できたことに、少しだけ安堵した自分がいた。

サニーちゃんの“強気な元気”が戻ると、やれやれという感情と
これで元に戻ったという感情がごちゃ混ぜになる。
とりあえず、頑固な彼女を前にしながらも、「これで大丈夫」と思えた日であった。

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