救急車を呼ぶべき?認知症の母に突然の異変!#7119に電話して分かったリアルな体験談

事件

※この記事は、親の急な体調不良に遭遇し、「今すぐ救急車を呼ぶべきか、様子を見るべきか」とパニックになりそうなあなたに向けて書いています。

1. 日曜朝の緊急LINE:サニーちゃんの声が出ない、歩けない!

親の介護をされている皆さん、毎日本当にお疲れ様です。 皆さまは、親御さんの体調に突然の異変が起きた時、どうされていますか?

「すぐに救急車を呼ぶべき?」 「それとも、布団に寝かせて様子を見るべき?」 「自分は今、冷静な判断ができているだろうか……?」

今回は、我が家を突如襲った「緊急事態」と、その時に大活躍した【#7119(救急安心センター事業)】のリアルな体験談をお届けします。

我が家では、介護の役割分担が決まっています。平日の通い&お泊まり介護は私、土日はオネちゃん(姉)というシフトです。 そんな、ある日曜日の早朝のことでした。私のスマホにオネちゃんから緊急のLINEが入ったのです。

『サニーちゃん(母)から朝早く電話があって、「頭が混乱して何もできない。歩けない。声も出にくい、どうしよう」って……!』

最近、サニーちゃんは血圧が高く、オネちゃんと「そのうち血管が切れちゃうかもしれないね……」と心配していた矢先の出来事でした。私は跳ね起き、大急ぎで実家へと車を走らせました。

2. 目の前の母:「脱水」か「女優の演技」か、それとも心臓……?

実家に到着し、サニーちゃんに話しかけると、まるで風船から空気が抜けるような、かすれ声で返事がありました。 意識はあります。しかし、トイレに行こうとして立ち上がろうとしても、脚に全く力が入らない様子でした。

私が前で手を引き、オネちゃんが後ろからお尻を支えて、ようやくヨチヨチ歩けるという悲惨な状態です。 (……でも待てよ? 下着を脱ぐ時は、立位のまま自分で下着を下ろせていたような……?)

正直なところ、私は一瞬(もしかして、サニーちゃんは寂しくて女優さんになっちゃっているのかな? 演技かな?)とすら疑ってしまいました。 しかし、起き上がる時に「背中と胸が痛い」と訴え始めたのです。

(えっ、もしかして心臓……!? 演技なんかじゃないかも……!)

判断に迷う私たち。でも、意識はあるし、今すぐ119番(救急車)を呼ぶべきなのかどうか、どうしても踏み切れませんでした。そこで私は、あの番号をダイヤルしたのです。

3. #7119に電話!しかし、予期せぬ「待ち時間」が……

「#7119」をご存知でしょうか? 医師や看護師、トレーニングを受けた相談員さんが電話口で症状を聞き取り、「すぐに救急車を呼ぶべきか」「今日受診できる病院はどこか」をプロの目で判断してくれる電話相談窓口です(※厚生労働省『上手な医療のかかり方』より)。

すぐに#7119を押した私。しかし、スピーカーから流れてきたのは意外なアナウンスでした。

『ただいま電話が大変混み合っております。このままお待ちください……』

(えっ、#7119も繋がらないことがあるの!?)

焦る私は、電話を繋いだまま、日曜日にもかかわらずケアマネさんにも連絡を入れました。ケアマネさんは嫌な顔ひとつせず、「#7119に相談して病院を探す形で大丈夫ですよ!」と優しくアドバイスをくれました。

やがて電話が繋がり、専門の相談員さんにサニーちゃんの状況を伝えました。 「支えれば歩けるんですね……うーん……」 プロの相談員さんですら、救急車を呼ぶべきか判断に迷うほどの絶妙な症状だったようです。

結果として「今日は内科を受診してください。今から本日受診できる医療機関をご案内します」ということになり、日曜日に診療している3つの病院を教えていただきました。 その中で一番行きやすい病院に自分たちで電話をかけ、予約を取って向かうことにしたのです。

4. 【実録】日曜受診で「絶対に持っていくべきもの」

慌てて病院へ向かう準備をしながら、私たちは必要なものを引っ掴みました。 実際に体験して分かった、日曜・祝日の緊急受診で絶対に持っていくべきアイテムは以下の3点です!(普段の通院と同じです)

⚠️ 緊急受診時の持ち物チェックリスト

  • ① マイナンバーカード(または健康保険証) (身分証明および医療保険の適用に必須です!)
  • ② お薬手帳 (現在飲んでいる薬の飲み合わせを確認するため、お医者さんが一番最初に見ます)
  • ③ 過去にかかったことがある場合は「診察券」 (手続きのスピードが変わってきます)

5. 診断結果、そして忘れられない「イチ君の誕生日」

車で病院に向かう途中、不思議なことが起きました。 車内の揺れの中でサニーちゃんと話しているうちに、彼女の声がだんだん普段通りのハリを取り戻してきたのです。さらに病院の待合室で順番を待っている間に、自力でどうにか歩けるようになっていました。

結果的に、救急車を呼ばなくて本当に正解でした。

CTやMRIも撮り、病院での診断結果は、内科のお医者さんからは「軽い脱水症状」。 脳外科のお医者さんからは「認知症による一過性の症状」と言われました。 きっと、どちらも正解だったのだと思います。水分の低下と、認知症特有の頭の混乱が重なって、体に力が入らなくなっていたのでしょう。

お泊まり入院になることもなく無事に実家に帰り、そのまま「しばらくはオネちゃんの家で様子を見よう」ということになりました。 もちろん、私もオネちゃんの家にお泊まりです。

怒涛の1日が終わり、夜、ふとカレンダーを見て私はハッとしました。

(……あ!! 今日、旦那さんのイチ君の誕生日だった……!!)

自分の夫の誕生日に、妻は実家で大騒動を起こし、そのまま姉の家にお泊まり。 我が家のドタバタ劇に巻き込まれ、一人寂しく誕生日を迎えることになったイチ君には、心の中で「本当にごめん!!」と深く謝ったのでした(笑)。

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