みなさんは、老後どのような場所に住みたいですか?今お住まいの場所で、生涯を過ごしていきたいですか?
私たち夫婦(オットさんと私)は、「自由な身分になったらいろいろな場所で暮らしたいね」と、夢のある話で盛り上がっています。そんな理想を現実にするための第一歩として、先日は憧れの街の1つ、函館へ調査旅行に行ってきました!
実際に函館の街中を市電(路面電車)に乗ったり歩いたりして観光しつつ、現地不動産のプロに突撃取材。そこで、雪の量、地震・津波リスク、マンション選びの注意点など、ネットには載っていないリアルな情報を聞いてきました。
今回は、函館の不動産屋さんで教えていただいた、シルバーエイジ(シニア世代)が知っておくべき函館移住のリアルをご紹介します!
函館がシニア移住に人気の理由:道内で雪が少なく、車なしでも生活可能
私たちが函館を候補にした理由の一つは、暮らしやすさです。実際に不動産屋さんに伺うと、その印象は確信に変わりました。
道内でリタイアされ、函館に移住する方は少なくないとのこと。その理由は主に2つあります。
- 北海道の中では雪が少なく、雪かき(雪ハネ)が楽
北海道とはいえ、函館は比較的温暖で、豪雪地帯と比べると積雪量が少ないため、高齢になっても除雪の負担が少なくて済みます。 - 車なしでも移動可能(市電の利用)
函館は市電(路面電車)が充実しており、車を持たなくても主要な場所への移動が容易です。リタイア後、運転免許の返納を検討しているシニア層にとって、これは大きな魅力ですね。
移住前に知るべき土地の特性:平地の多くは砂州
街中を歩いてみると、函館山へ向かう一部の坂を除き、まるで埋立地のように平らな場所が多いことに驚きました。この平地は砂州でできているそうです。
現地で分かった、土地柄に関する注意点は以下の2点です。
- 大きな建築物が建てにくい砂州という地盤の特性から、大きな建築物(高層マンションなど)を建てるのは、なかなか大変。
- 水はけの悪い地域がある場所によっては、水捌けの悪い地域もあり、大雨が降るたびに道路が水浸しになるところもあるそうです。物件選びの際は、過去の浸水履歴などを確認した方が良さそうです。
最大の注意点:津波・大地震リスクとハザードマップの確認
移住を考える上で、防災対策は欠かせません。函館は、過去に何回か大津波で浸水している歴史があるとのことでした。
「3メートルを超える津波が来るという警報があると、みんな函館山に登るんだよ」

函館市のハザードマップはこちら🔗
https://www.hazardmap.city.hakodate.hokkaido.jp/
このお話を聞き、改めて現地に住むプロの言葉の重みを実感しました。移住を検討する際は、必ず自治体のハザードマップを入手し、想定される浸水区域と避難経路を事前に確認することが非常に重要だと感じました。
マンション選びの落とし穴:憧れの景色と結露問題
函館といえば、函館山から見る美しい夜景が有名です。この絶景を楽しめるマンションは憧れの的ですが、ここに冬場の落とし穴があるそうです。

函館山からの夜景。
海外の観光客の人がたくさんだった。
- 景色が良い=北向きの可能性函館山の景色がよく見える位置にあるマンションは、リビングが北向きになるケースが多いです。
- 北向きリビングは結露しやすい北向きのリビングは、日当たりが悪いため寒くなりがちです。冬場に暖房をしっかり使うと、部屋の温度と外気の温度差で激しい結露が発生しやすくなるとのこと。
結露はカビの原因にもなり、健康にも影響します。マンション選びでは、景色だけでなく、日当たりや断熱性能をしっかりチェックする必要があることを学びました。
まとめ:夢を現実に変えるための貴重な情報
今回、お目当ての不動産屋さんは生憎お休みでしたが、昔からやっている親切な不動産屋さんで、初見の私たちにとても詳しく函館の土地柄をお話ししていただきました。やはり、現地のプロの言葉を聞けたことは、とても有意義な週末になりました。
仕事や介護で頭も心もいっぱいになりがちですが、たまにはこうして夢のある時間を持つのはいいものだなぁと改めて実感しました。
引き続き、シルバーエイジが住みやすい街探しをして行きます!
結び
みなさまからも、「この街はシニア世代に住みやすいよ!」「老後の移住ならここがおすすめ!」といった、住みやすい街情報や移住体験談をいただけたら嬉しいです。ぜひコメント欄で教えてくださいね!


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